不動産コラム

女性の部屋探しのポイント!安心して暮らせる部屋を見つけよう

2022/12/09

女性が一人暮らしをする部屋を探すなら、快適に過ごせる設備ももちろん大事ですが、何よりも安全・安心を重視したいところです。

どんな部屋に住みたいか、理想の物件は人それぞれです。賃貸情報を検索していると、あれもいい、これもいいと迷ってしまうと思いますが、自分の希望に順位をつけるとともに、安全性という点を忘れてはなりません。

犯罪や事件に巻き込まれないようにするためにも、セキュリティがしっかりした物件を選びたいものです。では安心して快適に住める物件を探すにはどのような条件を見れば良いのか、そのポイントについて詳しくまとめました。

女性の部屋探しは安全な立地であることが何より大事!

女性が一人暮らしをするには、何よりも安全第一に考えることが大切です。家賃や間取りも大切ですが、安全に暮らせることを最優先してお部屋を探しましょう。

まず大切なのは立地です。駅から家までの距離、そして明るさを調べます。歩く時間はできるだけ短い方が良いですが、住宅ばかりで人通りがなかったり、店舗もなく、暗い道が続くところは危険です。

また、倉庫や空き地など、人気がなく、女性が連れ込まれてしまうような場所がないことを確認します。

  • 街灯があって明るい
  • コンビニなど夜も開いている店がある
  • 人通りが多い

など、夜でも女性が一人で歩けるかどうかが重要なポイントです。昼間歩いてみることはもちろん、夜も様子を見てみることで安全かどうか判ります。

たとえば「警視庁犯罪情報マップ」を見ますと、犯罪の発生件数や女性に対する声かけ・つきまとい事案の発生情報がわかります。そのような治安に関する情報も参考にして、犯罪の少ない地域を選びましょう。

お部屋選びで迷わないためには希望家賃を明確にする

安全なエリアを絞ったら、いよいよお部屋を探します。理想のお部屋の条件は人それぞれですが、条件をつけすぎると家賃が高くなってしまいます。ですので、最初に払える家賃を明確にしておきます。

家賃の目安は手取り収入の3分の1といわれます。手取り収入が20万円なら65,000円くらいまで、ということになります。総支給額ではなく、手取り収入をもとに考える、という点に注意してください。

自分が払い続けることのできる家賃をもとに、その範囲内で叶えられる理想の物件を探します。

安心して住める物件を見極める!女性の部屋探しのポイント

では、どのような物件が安心して住めるのか、そのポイントについて解説します。

セキュリティ設備を確認

立地が良くても物件そのものの防犯性が高くなくては、安心して住むことができません。

  • オートロック
  • モニター付きインターホン
  • 防犯カメラ

など、どのような安全設備がついているかをしっかり確認しましょう。

2階以上で死角がない部屋

できれば、2階以上の部屋を探しましょう。階層が高いほど外から覗かれる心配がありませんし、侵入もしづらいです。

ただし、2階なら絶対安全とは言い切れません。2階以上の階層は1階よりも安心ではありますが、排水管などをたどって侵入するケースはありますし、隣家に塀などがあると簡単によじ登って来られます。

また、表通りから見て死角があると、不審者が建物の周りをうろついていても気づかれにくいです。昼間の空き巣も怖いですが、夜一人でいる時間も心配です。部屋が2階以上にあり、死角がない部屋を選びましょう。

泥棒に入られにくい鍵

家の鍵も重要な要素です。従来のシリンダーキー(ギザギザの鍵)を使うドアは、空き巣に数分で開けられてしまうこともあります。ディンプルキーと呼ばれる特殊加工をされている鍵なら開けるのに時間がかかるため、泥棒に入られにくいです。複製するのに少々費用がかかる鍵ですが、安全性には代えられません。

シリンダーキーだとしても、ダブルロック(二重鍵)になっていると安心です。鍵が2ヶ所あることで、開けるのに2倍の時間がかかりますから、空き巣も侵入を諦める可能性が高くなります。

最近では、カードタイプのキーも増えてきました。カードが破損しやすいというデメリットはあるものの、複製されにくく、ピッキングの被害にも遭いにくいというメリットがあります。このような特徴を踏まえて、安心して暮らせる鍵を選びましょう。

キッチンの使いやすさも大事

料理が好きな人にとっては、キッチンの広さや使い勝手も重要なポイントです。最近ではIHヒーターが増えてきていますが、コンロが1口しかないと料理がしづらいです。ガスでもIHでも、2口あった方が使いやすくて便利です。

また、キッチンに収納スペースがあるかどうかも重要なポイントです。自分が料理するときのことを考えて、調味料や調理器具をすっきりしまっておけるような収納がついているキッチンがおすすめです。

元々ある設備の充実度

初めての一人暮らしをするときには、何かと物入りです。家具から何から揃えなくてはならないため、節約するには最初から設備が充実している物件を選ぶことをおすすめします。

  • エアコン
  • インターネット
  • 宅配ボックス

などが人気の設備です。最近では家具や家電が付いている物件もあります。

また、エアコンだけでなく断熱性も確認してみてください。断熱素材が使われていたり、ペアガラスになっていたりすると、光熱費の節約にもつながります。

部屋の内見時に注意してほしいポイント

良さそうな物件を見つけたら、いよいよ内見です。写真や図面ではわからないところを自分の目で確認する大事な作業ですので、以下のポイントをチェックしてみてください。

物件情報を鵜呑みにしないこと

物件を探すときに見た間取り図は、不動産会社が作成したものが多く、実際の寸法とは違うことがよくあります。ですから、事前に見た情報を鵜呑みにせず、間取り図通りかどうか、メジャーを持って内見にいきましょう。

特に、ベッドなど大型の家具をおきたい場所は、しっかり寸法を測っておかないと、いざ買ったら入らないとか、イメージと違った、ということが起こります。

また、駅から物件までの道も、歩いて確認しましょう。「徒歩10分」と書いてあっても、人によっては15分かかるかもしれません。物件情報に書かれているのは「80メートル=1分」として計算したものですから、身長や歩くスピードによってそれ以上かかることはあり得ます。

距離的には徒歩10分でも、途中にものすごい急な坂があるなど、実際に歩いてみなければわからないことがあります。物件情報は自分の目で確認することが大切です。

エントランスの雰囲気が大事!

内見で、その建物に入ったときに最初に目に入る光景は、そこに住んでいる人たちの様子を表しています。住む部屋がもちろん一番大事なのですが、入ったときに雰囲気が良いか、そうでないか。共用部分、特に玄関の雰囲気は大事です。

  • 明るく清潔感があるか
  • きれいに掃除されているか
  • チラシなどが散らかっていないか

などをチェックし、建物に入ったときに受ける印象も決め手の一つにしてください。

気になる箇所を実際に採寸

部屋に入ったら、

  • 冷蔵庫置き場
  • 洗濯機置き場
  • カーテンレールのサイズ

などを実際に測って、間取り図に記入していきます。

また、窓の高さやコンセントの位置など平面図ではわからないところも書き込んでおくと、家具を選ぶときに便利です。

まとめ:女性の部屋探しは安心・安全が最大のポイント!

賃貸物件を探すとき、家賃や部屋の広さなど理想とする条件はいろいろあると思いますが、女性が一人暮らしを始めるなら、安心して暮らせる物件という条件が何よりも大切です。駅からの道のりや建物のつくり、セキュリティ設備など、安全かどうかをよくチェックして物件を探しましょう。

また、お部屋を紹介してもらったときの間取り図だけではわからないことがたくさんあります。内見のときはメジャーを持っていき、家具を置く場所の寸法などを実際に測ってみることをおすすめします。平面図ではわからない窓の高さやコンセントの位置などもチェックしておくと良いでしょう。

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