上の表を参考にしながら、引っ越し前のお掃除方法や注意点を場所別にご紹介します。(※設備の素材により、適した洗剤や掃除方法が異なる場合があります。)
1.キッチン
2.浴室
3.トイレ
4.洗面所
5.壁・天井・床
6.ベランダ
1.キッチン掃除はどこまで?
キッチン掃除で特にチェックすべき場所は、
などです。
ガスコンロや換気扇にこびりついた油汚れには、アルカリ性洗剤や重曹がおすすめです。換気扇のパーツは取り外し、つけ置きしてから洗い流しましょう。ガスコンロが自分の所持品であれば取り外し、ガス台の上もきれいに拭きます。
シンクの油汚れは、食器用洗剤(中性洗剤)でほとんど取れます。頑固な場合はアルカリ性洗剤や重曹を使いましょう。水垢や石けんかすの汚れには、クエン酸水やステンレス用クレンザーがおすすめです。
排水口のぬめり汚れには、塩素系漂白剤を吹きかけて10分程度放置し(商品の使用方法に準ずる)、水で流せばきれいになります。
2.浴室掃除はどこまで?
浴室掃除で特にチェックすべき場所は、
などです。
浴室の一般的な汚れは、浴室用洗剤で落とします。水垢が気になる場合は、クエン酸水を使いましょう。頑固な黒カビには、市販のカビ取り剤を吹きかけ、20分ほど放置してから洗い流します(商品の使用方法に準ずる)。手袋やマスクをして、しっかり換気をしながら掃除しましょう。
換気扇はフィルター(カバー)を取り外して掃除機できれいにします。排水口の髪の毛を取り除き、塩素系漂白剤でぬめりを除去しましょう。
シャワーヘッドを自分で取り替えた場合は、もとのヘッドに戻しておきます。
3.トイレ掃除はどこまで?
トイレ掃除で特にチェックすべき場所は、
などです。
便座が取り外せる場合は、取り外してきれいに掃除します。一般的な汚れはトイレ用洗剤で落とせますが、便器裏の黄ばみが気になったらクエン酸や尿石専用洗剤を使いましょう。壁や床・便座の裏側は埃を取り除き、トイレ掃除用シートで拭きます。
温水洗浄便座を自分で取り付けた場合は、外しておきましょう。
4.洗面所掃除はどこまで?
洗面所掃除で特にチェックすべき場所は、
などです。
洗面ボウルの汚れは浴室用洗剤や中性洗剤で落とせます。黒ずみや水垢が気になる場合は、クエン酸水を使いましょう。他の場所と同じく、蛇口はクレンザー、排水口は塩素系漂白剤を使います。
キャビネットは固く絞った雑巾で掃除し、照明器具は埃を取ります。
5.壁・天井・床掃除はどこまで?
壁・天井で特に気になる汚れがない場合は、固く絞った雑巾で軽く拭けばOKです。埃のたまりやすい窓枠は歯ブラシを使い、窓ガラスは濡れた新聞紙で拭くと、手垢が取れやすくおすすめです。
キッチン・ダイニング周辺や電気スイッチなど油・皮脂汚れのある場所は、住まいの洗剤を使います。窓近くの壁にカビが発生している場合は、塩素系漂白剤に浸した歯ブラシで軽くこすりましょう。タバコのヤニが気になる場合は、重曹水を吹きかけます。(※洗剤を使うときは、変色などがないかを確認してから使いましょう。)
壁に落書きがある場合は、借主負担になりますのでできるだけ消しましょう。自分で壁紙を貼った場合は取り外します。床掃除は、掃除機で埃を取ったあとに拭き掃除をしましょう。
6.ベランダ掃除はどこまで?
まず掃き掃除し、汚れが目立つ場合は中性洗剤やデッキブラシを使います。コケや黒カビが生えている場合は、市販の除去剤を使って除去しましょう。
排水溝のゴミを取り除き、私物を撤去します。鉢植えやレンガ・物干し竿など、私物を忘れがちな場所のため要注意です。