転出届(てんしゅつとどけ)は、引っ越して別の市区町村へ転出する場合に、それまで住んでいた市区町村の役所に、転出することを伝える証明書です。転出届を出すことによって、新しい住所を管理する役所で公的手続きが行えるようになるため、生活の利便性が高まるメリットがあります。
転出届を出すと、現在住民票をおいている市区町村の住民基本台帳から自身の住所が削除されます。転出届を提出すると、「転出証明書」を受け取ることができます。
無事に転出届を提出し、新しい住所への引っ越しが完了したら、新しく住むことになった自治体の役所へ転入届を出します。こちらも忘れずに手続きを行うようにしましょう。その際、上記の「転出証明書」が必要となります。
転出届と名前の似たものに、「転居届(てんきょとどけ)」があります。これは、同じ市区町村内で引っ越しをするときに提出するものです。
転出届は別の市区町村に引っ越す際に提出する、と説明しましたが、海外に引っ越しをするときも転出届の提出が必要です。この手続きをすることによって非居住者となり、住民税などが非課税となります。
なお、海外に引っ越す際は「転出証明書」の発行はありません。