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名古屋市緑区の住みやすさは?ファミリーに人気の秘密や家賃・治安を解説

2023/05/19

名古屋市の住みやすさランキングでもよく目にする『緑区』。若い世代や子育て世代に特に人気の街で、

「都心から離れ落ち着いて暮らしたい」

「新しくきれいな街がいい」

「子どもを自然豊かな場所で育てたい」

という方におすすめできます。


今回は、そんな緑区の治安・家賃相場・街の雰囲気などを徹底解説!ファミリー層に人気の理由や、特に利便性の高い場所、メリット・デメリットまで緑区を丸ごと知ることができます。

名古屋市緑区ってどんな街?

名古屋市緑区は、名古屋市の南東部に位置し、市内一の人口をほこる区です。自然豊かで閑静な住宅街があり、治安もよいことからファミリー層に人気の区となっています。


2011年には名古屋市桜通線が延伸され、緑区に『相生山駅』『神沢駅』『徳重駅』が開業しました。交通便が劇的によくなったこのエリアには大型商業施設や新興住宅街が集結し、若い世代の流入が急増して小学校も新設されました。


緑区の中央部・南部には名鉄名古屋本線・JR東海道本線が走り、名古屋駅通勤にも便利なほか、名古屋南JCTを利用すれば市内外へのアクセスも良好です。


住みやすいうえに都心に比べて家賃相場が低いこの地域は、今後も人口増加がみこまれる発展性の高い場所といえます。

■ 名古屋市緑区のエリア情報表
主な交通機関 名古屋市営地下鉄桜通線・名鉄名古屋本線・JR東海道本線
大型商業施設 ヒルズウォーク徳重ガーデンズ(市営地下鉄桜通線 徳重駅前)イオンモール大高(JR東海道本線 南大高駅前)
大きな公園 大高緑地・新海池公園・滝の水公園

名古屋市緑区の住みやすさ6選

名古屋市緑区の住みやすさと人気の理由がわかる6つのポイントをご紹介します。

1.交通便がよい

2.落ち着いた住環境がある

3.子育てしやすい

4.街が新しくきれい

5.家賃が安い

6.治安がよい

1.交通便がよい

名古屋市緑区には、北部・中央部・南部に3つの路線が通っており、どの路線を利用しても名古屋駅に乗り換えなしで移動できます。各路線と主要駅は次のとおりです。

■ 緑区の路線と主要駅
路線名 主要駅
北部 名古屋市営地下鉄桜通線 徳重駅(名古屋駅から約35分)
中央部 名鉄名古屋本線 鳴海駅(名古屋駅から約15分)
南部 JR東海道本線 大高駅(名古屋駅から約15分)・南大高駅(名古屋駅から約17分)

緑区南部には、伊勢湾岸自動車道、名二環(名古屋第二環状自動車道)・名古屋高速(3号大高線)を結ぶ名古屋南JCTが あり、市内はもちろん、豊田市・岡崎市・弥富市方面への車移動にも便利な場所になっています。


その他、路線バス(市営・名鉄)やバスターミナルも充実しており、交通網に優れたエリアといえます。

2.落ち着いた住環境がある

緑区は、名古屋市内でも閑静な住宅街が多いことで有名です。特に北部は『第一種低層住居専用地域』に指定されている地域が多く、大型商業施設や工場、高い建物がありません。 建ぺい率にも制限があることから庭付きの戸建て住宅が多く、緑豊かで空が広く見えます。落ち着いた環境で暮らしたい方には、とてもおすすめのエリアです。

■ 一種低層住居専用地域とは

低層住宅・良好な住環境のための地域。建築物の高さ・建ぺい率・用途などに制限があり、13種類の用途地域のなかで、最も厳しい規制が課せられている。

3.子育てしやすい

名古屋市緑区は子育てしやすい街として有名です。その理由は次のとおりです。


  • 公園が多い
  • 子育て環境が充実
  • 医療機関が充実

名古屋市緑区には『大高緑地』『新海池公園』『滝の水公園』など、家族で遊べる公園がたくさんあります。区内で一番大きい大高緑地には、デイキャンプ場や交通公園、ベビーゴルフ場などがあり、園内の有料テーマパーク『ディノアドベンチャー名古屋』では恐竜探検ができます。


ファミリー層に人気エリアのため、保育園・幼稚園・小学校・学習塾・図書館などの教育施設が充実しています。子育て支援所やイベントも多く、子育てしやすい環境が整っています。


緑区東部には、愛知県内でも有名な大病院『藤田医科大学病院』があるほか、小児科やファミリークリニックなどの病院が多いのも、子育てしやすい理由のひとつでしょう。

4.街が新しくきれい

緑区内でも、『徳重駅』『南大高駅』周辺は新しくきれいな街並みが広がります。


地下鉄桜通線の始発(終点)駅である『徳重駅』は、2011年に開業した新しい駅です(それ以前は野並駅が終点駅)。駅の開業にともない、ショッピングモール『ヒルズウォーク徳重ガーデンズ』を中心に、周辺エリアが一気に発展しました。


南大高駅周辺も同様で、2008年に『イオンモール大高』が開業し、周りに多くのマンションや住宅が建てられました。この2つの街は15年以内に発展した新しくきれいな街で、若者世代やおしゃれな店が特に多いという特徴があります。

5.家賃が安い

緑区の家賃相場は、名古屋市全体から見ると安いといえます。地下鉄駅である『相生山駅』『神沢駅』の家賃相場は、桜通線沿線上の他駅と比べてかなりお値打ちです。1Kで4万円台(管理費込み)の部屋もあります。


ただし、大型商業施設のある『南大高駅』などの人気エリアは、家賃相場が高く、駅徒歩10分以内の1Kで5.5〜6万円前後(管理費込み)です。地下鉄東山線沿線上の駅と比べれば安いですが、都市部から遠いわりには高いといえます。


6.治安がよい

名古屋市緑区は、市内でもトップレベルに治安がよい区です。ファミリー層が多いため防犯意識が高く、商業・娯楽施設が少ないためガラの悪い人もあまり見かけません。


有松駅周辺は観光地として有名ですが、保存地区のため防犯カメラが多く、警察のパトロールも頻繁におこなわれているため安心です。

名古屋市緑区に住む3つのデメリット

次に、名古屋市緑区に住むデメリットについて、3つご紹介します。

1.地下鉄通勤は時間がかかる

2.車なしでは生活しにくい

3.居酒屋が少ない

1.地下鉄通勤は時間がかかる

名古屋市内で便利な交通網といえば、やはり地下鉄です。しかし、緑区の地下鉄駅である『相生山駅』『神沢駅』『徳重駅』から名古屋駅までは、乗車時間が30分以上かかります。毎日の通勤となると、少し遠いと感じる方も多いでしょう。


名古屋駅通勤で乗車時間を短くしたい方は、名鉄線・JR線沿線上の駅を選ぶのがおすすめです。地下鉄に比べて本数は少ないですが、『大高駅』『鳴海駅』なら約15分で名古屋駅に移動できます。

2.車なしでは生活しにくい

名古屋市緑区で生活するには、車が必須という意見があります。緑区は名古屋駅や栄駅のように施設が一カ所に集約されていません。多数の路線が乗り入れる総合駅もないため、車の方が移動しやすい場所も多いです。


また、北東部は丘隆地のためゆるい坂道が多く、徒歩や自転車での移動が大変という口コミもみられました。そのため、車を持っていない方は不便を感じることがあります。

3.居酒屋が少ない

緑区は住宅が多く繁華街が少ない分、夜遅くまで楽しめる居酒屋がありません。お酒を飲みたいときは、名古屋駅・栄駅など少し離れた場所に行く必要があるでしょう。


都会に比べれば夜が暗いという特徴もあります。

まとめ

名古屋市緑区は、地下鉄線・名鉄線・JR線が通り、名古屋駅に乗り換えなしで移動できます。公園が多く治安がよいことから、名古屋通勤のファミリー層にベットタウンとして人気です。


地下鉄『徳重駅』やJR線『南大高駅』はきれいな新興住宅地や大型商業施設があることから特に注目が集まるエリアです。その分家賃相場は高めですが、都心部よりは安いため若い世代にもおすすめの街となっています。

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