賃貸契約は大きく「物件の申込」と「本契約時」の2つの段階があり、それぞれで必要なものが違います。
ここではそれぞれの段階で必要なものを詳しく解説していきます。
賃貸契約の申込時に、すべての人が必要なものは以下の2点です。
申込書に関しては、仲介業者によってフォーマットが違いますが、内容はほとんど共通しています。例えば、契約者本人の氏名や生年月日、住所、電話番号、勤務先名、勤続年数、年収、保証人などの欄があります。
賃貸契約に勤務先や勤続年数、年収に関してはあまり必要ないと感じる方もいるでしょう。しかし、勤務先や年収などは支払い能力に関わってくるので、審査の時に重視されるポイントの1つです。
また、仲介業者は年収も考慮して最適な物件を探してくれるので、事前にアバウトでも伝えておくのがベストです。
なお、一般的に家賃は月収の2~3割程度と考えられているので、これを目安に申し込みをするとスムーズに契約しやすくなります。
審査に通過すると、賃貸契約を進められます。この段階で必要なものは、以下の6点です。
- 住民票
- 印鑑
- 身分証明書
- 通帳
- 収入を証明する書類
- 敷金などのお金
住民票は、居住を予定する全員分が必要です。パートナーや子供などがいる場合は、その分の住民票も用意するようにしましょう。基本的には、発行後3ヶ月以内のものが有効です。
印鑑に関しては、認印で良い場合もあれば、実印が求められる場合もあります。もし実印が必要な場合は、印鑑証明が必要になります。なお、シャチハタは不可ですので、注意してください。
身分証明書は申込時に渡していない場合に限り、コピーが必要です。通帳に関しては、引き落としで支払いをする場合に必要です。
どれも賃貸契約では必要なものですので、事前に準備できるものは揃えておくようにしましょう。
なお、「収入を証明する書類」と「お金」に関しては、下記で詳しく解説していきます。