入居してからふとしたときに、床にへこみがあることに気づくことがあるかもしれません。しかしそのへこみが、自分がつけたのか、それとも元々ついていたものなのか、わからないこともあるでしょう。
もしそのままにしておくと、退去時にあなたの責任になる可能性があります。床のへこみの修繕費用として敷金が必要以上に引かれてしまうかもしれないので、自分がつけた傷なのかどうかをはっきりさせておく必要があるのです。
ですから引っ越しをする前に、必ずすみずみまで床のチェックをしましょう。そして証拠の写真を撮っておきます。
一般的には、入居する時に「入居時チェックリスト」や「現況確認書」というものを渡されると思います。引越しの準備などで忙しく、適当に書いて出してしまう人がいるのですが、この書類は非常に重要な物なので、しっかりとチェックしてください。
管理会社は、入居時の状況を細かく把握していません。ですから、退去時につけた覚えのない傷についての原状回復費用を請求されてトラブルが起きるのです。
もし床のへこみを見つけたらその指摘とともに写真を添付して提出することをおすすめします。提出期限が決められていますので、期限内に提出しましょう。期限を過ぎてしまうと、「不具合なし」とみなされてしまいます。