カビは空中を浮遊しているので、実は身近な存在です。しかし、一定の条件が揃うと一気に繁殖して、目で見えるようになります。
ここからはカビの繁殖を抑える有効な対策を紹介していきます。簡単な物もあるので、実践してみてください。
クローゼットのカビ対策で有効な方法の1つが、収納物の量を減らす事です。
例えば、クローゼットにぎっしりとハンガーが掛かっていると、風が十分に通りません。すると、湿気がこもってしまうので、カビが繁殖しやすくなるのです。
カビ対策に有効な量は、ハンガーの場合の目安は手を差し込める程度の間を空ける事です。こうする事で衣類の間を風が抜けられるので、湿気がこもりにくくなります。
もし着ていない服があるという方は、整理してみてはいかがでしょうか。
クローゼットに風を吹き込んで、換気をするのもおすすめです。クローゼットは風通しが悪いので、カビが繁殖しやすい環境になりやすいです。
そのため扇風機などをクローゼットに向けて、30分程度風を入れてみてください。こうする事でクローゼットに溜まった湿気と新鮮な空気が入れ替わるので、湿度を下げる事ができます。
また、ホコリなども外へ出ていくので、湿度とホコリの両面からカビ対策にアプローチできます。
クローゼットの換気が難しいという方は、扉を開けっ放しにするだけでも行ってください。
晴れている日なら、扉を開けっ放しにする事で湿度を下げる事ができます。十分な対策とはいえませんが、カビの繁殖を抑える一定の効果は期待できます。
「クローゼットの扉を開けておいても大丈夫」という方は、定期的にクローゼットの扉を開けっ放しにする日を決めて行ってみてください。
カビ対策にお金をかけられる方は、除湿剤をセットするのが良いでしょう。除湿剤をセットすれば湿気を吸い続けてくれるので、湿気を溜まりにくくできます。
除湿剤を利用する際のポイントは、衣類などの下に置く事です。湿気のある空気は重いので、下へ行く傾向にあります。そのため、除湿剤を下に置く事で、効果的に湿度を下げる事ができます。
なお使い終わった除湿剤は水分を多く含んでいるので、すぐに処分するようにしましょう。
クローゼットのカビ対策で習慣にしたいのが、服はしっかりと乾かしてから収納する事です。
雨や汗で濡れた衣類をそのままクローゼットに入れると、湿度を急激に高めてしまいます。クローゼット内の環境を良くするためにも、しっかりと乾かす事が欠かせません。
また、その際はホコリなどを払って落としておければベストです。
クローゼットのカビ対策には、定期的な掃除も欠かせません。
カビが繁殖するには、水分と栄養が必要です。ホコリはカビにとって栄養となるので、定期的に掃除をする事は有効な対策といえます。
なお、掃除をする時は消毒用エタノールを吹きかけて乾拭きすれば、より効果的です。