不動産コラム

クローゼットのカビ対策とは?発生する原因と抑える方法を詳しく紹介

2022/07/08

「クローゼットにカビを発生させない方法って無いの?」

「クローゼットのカビ対策に有効な方法って何?」

クローゼットにカビが発生して後悔した事がある方は、このような疑問を持っているのではないでしょうか。大切な衣類がカビでダメになってしまうと、ショックですよね。

そこでこの記事では、クローゼットでカビが発生する原因や抑える方法を詳しく解説していきます。今すぐできるカビ対策を紹介するので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。

クローゼットにカビが発生する原因

クローゼットにカビが発生する大きな原因は、以下の2つです。

  • 高温多湿
  • ホコリが多い

カビが好む環境を作らない事が、カビ対策の第一歩です。そのためには、カビが発生する原因を知らなければなりません。

ここではカビが発生してしまう理由を解説するので、自分のクローゼットはどうか考えながら読んでください。

高温多湿

カビが好む環境とは、高温多湿の環境です。具体的には以下の通りです。

  • 温度:20~25度
  • 湿度:80%以上

温度に関しては人間にとっても過ごしやすい環境ですので、カビが発生しやすい環境は整っているといえるでしょう。

湿度に関しては80%以上なので、安心するかもしれません。しかし、雨や汗で濡れた服をクローゼットに入れて扉を閉めてしまうと、湿度は一気に上昇してしまいます。

梅雨などは高温多湿になりやすいので、普段以上に注意が必要です。

ホコリが多い

カビが繁殖するためには、水分の他にタンパク質や脂肪などの栄養も必要です。カビにとってホコリは栄養源となるので、ホコリが多いとカビが発生しやすくなります。

例えば、人間の髪の毛にはタンパク質、皮脂の汚れには脂質や糖質が含まれています。もし、掃除をせずにいると栄養素が豊富なので、カビはドンドン繁殖していくのです。

クローゼットに有効なカビ対策

カビは空中を浮遊しているので、実は身近な存在です。しかし、一定の条件が揃うと一気に繁殖して、目で見えるようになります。

ここからはカビの繁殖を抑える有効な対策を紹介していきます。簡単な物もあるので、実践してみてください。

収納物の量を減らす

クローゼットのカビ対策で有効な方法の1つが、収納物の量を減らす事です。

例えば、クローゼットにぎっしりとハンガーが掛かっていると、風が十分に通りません。すると、湿気がこもってしまうので、カビが繁殖しやすくなるのです。

カビ対策に有効な量は、ハンガーの場合の目安は手を差し込める程度の間を空ける事です。こうする事で衣類の間を風が抜けられるので、湿気がこもりにくくなります。

もし着ていない服があるという方は、整理してみてはいかがでしょうか。

換気をする

クローゼットに風を吹き込んで、換気をするのもおすすめです。クローゼットは風通しが悪いので、カビが繁殖しやすい環境になりやすいです。

そのため扇風機などをクローゼットに向けて、30分程度風を入れてみてください。こうする事でクローゼットに溜まった湿気と新鮮な空気が入れ替わるので、湿度を下げる事ができます。

また、ホコリなども外へ出ていくので、湿度とホコリの両面からカビ対策にアプローチできます。

扉を開けっ放しにする

クローゼットの換気が難しいという方は、扉を開けっ放しにするだけでも行ってください。

晴れている日なら、扉を開けっ放しにする事で湿度を下げる事ができます。十分な対策とはいえませんが、カビの繁殖を抑える一定の効果は期待できます。

「クローゼットの扉を開けておいても大丈夫」という方は、定期的にクローゼットの扉を開けっ放しにする日を決めて行ってみてください。

除湿剤を利用する

カビ対策にお金をかけられる方は、除湿剤をセットするのが良いでしょう。除湿剤をセットすれば湿気を吸い続けてくれるので、湿気を溜まりにくくできます。

除湿剤を利用する際のポイントは、衣類などの下に置く事です。湿気のある空気は重いので、下へ行く傾向にあります。そのため、除湿剤を下に置く事で、効果的に湿度を下げる事ができます。

なお使い終わった除湿剤は水分を多く含んでいるので、すぐに処分するようにしましょう。

服はしっかりと乾かしてから収納する

クローゼットのカビ対策で習慣にしたいのが、服はしっかりと乾かしてから収納する事です。

雨や汗で濡れた衣類をそのままクローゼットに入れると、湿度を急激に高めてしまいます。クローゼット内の環境を良くするためにも、しっかりと乾かす事が欠かせません。

また、その際はホコリなどを払って落としておければベストです。

定期的に掃除をする

クローゼットのカビ対策には、定期的な掃除も欠かせません。

カビが繁殖するには、水分と栄養が必要です。ホコリはカビにとって栄養となるので、定期的に掃除をする事は有効な対策といえます。

なお、掃除をする時は消毒用エタノールを吹きかけて乾拭きすれば、より効果的です。

クローゼットのカビ対策で使えるグッズ3選

クローゼットのカビ対策で使えるグッズが気になる方もいるでしょう。

ここではカビ対策に使えるグッズを3つ紹介していきます。100均でも購入できる物もあるので、参考にしてください。

すのこ

1つ目は、100均でも購入できる「すのこ」です。

床に置いていたものをすのこに置くだけでクローゼット内に隙間を作り出せるので、空気を循環させられるようになります。つまり、湿気がこもりにくくなるので、カビ対策に有効なのです。

ただし、すのこは置き方を間違えると効果が期待できません。ポイントは向きです。下の長い板が手前から奥に向くように置いてください。こうする事で、湿気が溜まりにくいクローゼットにすることができます。

除湿剤・乾燥剤

2つ目は、すでに説明した除湿剤や乾燥剤です。

除湿剤や乾燥剤には、以下の2つの効果が期待できるのでおすすめです。

  • 湿気取り
  • 防虫効果

専用の除湿剤や乾燥剤を使えば、単に湿気を取るだけでなく防虫効果も発揮してくれます。クローゼットの衣類が虫に食べられた経験がある方は、防虫効果がある除湿剤をセットすると良いでしょう。

重曹

すのこと同じく、100均に売っているカビ対策グッズが重曹です。

重曹には湿気を吸収する作用があるので、カビ対策に有効です。使い方は簡単で、ビンなどに入れてクローゼット内に置いておくだけで効果を発揮してくれます。

また重曹には消臭効果もあるので、汗や皮脂が酸化して発生する嫌な臭いを消してくれます。

除湿剤や乾燥剤よりも効果は小さいですが、低予算でカビ対策が可能です。

クローゼットのカビ対策のまとめ

クローゼットのカビ対策としては、以下の方法が有効です。

  • 内容物を減らす
  • 湿度を下げる
  • 掃除をする

カビは高温多湿でホコリが溜まっている環境を好みます。そのため、この条件をクリアしていけば、カビの発生リスクを下げられます。

この記事ではおすすめの対策やグッズを紹介してきましたので、クローゼットのカビ対策で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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