次に、年代別の生活費の平均をご紹介します。世帯主の年齢別の平均生活費であるため、調査結果には単身世帯や夫婦世帯の両方を含んでいることを念頭に置いてご覧ください。
数字は、2021年の総務省「家計調査報告書」をもとにしています。
29歳以下の1ヶ月の生活費の平均は、147,188円となっています。30代の平均は、215,150円でした。若い世代であるため、教育娯楽費や通信費などが高い一方、保険医療費は低い割合となっています。
40代の1ヶ月の生活費の平均は、264,354円でした。子どもの教育費などでお金がかかるため、50代と並んで平均生活費がとても高いことが特徴です。
50代の1ヶ月の生活費の平均は、263,289円でした。こちらも、ちょうど子どもが大学生になることが多い年代ですので、平均生活費は高くなっています。
60代の1ヶ月の生活費の平均は、228,362円、70代以降は180,111円でした。50代以降、子どもが成人し独立する人が増えるため、全体的な生活費の平均は下がります。しかし、年齢が上がるにつれて病気のリスクなどが高まることから、保険医療費の割合は多くなっていきます。