鉄骨造りにもメリットやデメリットがあります。ここではメリットとデメリットを解説し、どのような人に向いているか紹介していきます。
鉄骨造を選ぶメリットは、以下の3つがあります。
- 家賃を抑えられる
- 通気性が優れている
- 木造と比べて安全性が高い
鉄骨造のメリットは、家賃を抑えられるところです。特に軽量鉄骨であれば、かなりお手頃な物件が好立地で見つけられるかもしれません。条件にもよりますが、鉄筋コンクリートと同じような立地であれば、1万円以上安くなる場合もあります。その場合年間で10万円以上の差が出るので、経済的に大きなメリットといえるでしょう。
また通気性が優れているので、梅雨の季節でも少し換気をするだけでカビなどで衣類が痛むリスクを下げられます。
さらに、木造と比べれば耐久性に優れています。もし重量鉄骨で防火や防錆対策がなされていれば、安全性が高まるので火災保険料が下がる可能性もあるでしょう。
鉄骨造を選ぶデメリットは、以下の2つがあります。
鉄骨造は熱に弱く、火災が起きると倒壊してしまう恐れがあります。特に軽量鉄骨は薄い鉄骨を使っているので、高温になると一気に崩れる危険性が高いです。
ただし、重量鉄骨や外壁などに耐火性能の高い素材が使われていれば、耐火性が高まります。鉄骨造の場合は、安全のために詳しく調べる事をおすすめします。
また、防音性は木造よりも高いですが、それ程期待はできません。隣のテレビの音や洗濯機の音、上階の歩く音などの生活音が聞こえてきます。防音性に関しても、軽量鉄骨よりも重量鉄骨の方が高いです。
鉄骨造にこだわるのであれば、重量鉄骨かどうか確認すると良いでしょう。
家賃重視で賃貸物件を探しているのであれば、鉄骨造がおすすめです。
鉄筋コンクリート造と比べれば、年間で10万円以上も家賃負担を減らす事ができます。生活費を他に使いたいという方は、鉄骨造の物件が良いでしょう。
ただし、その場合でも安全性や快適性を高めるためにも、重量鉄骨を選ぶ事をおすすめします。重量鉄骨であれば、家賃を抑えながら安心した生活が可能です。