では、どのような場合に審査に落ちてしまうのか、その特徴についても知っておきましょう。以下の点に気を付ければ、審査落ちを防げます。
家賃と年収のバランスが悪い
年収が安定していることはとても重要なことですが、年収が高ければ必ず審査に通るかというと、そうではありません。年収に対して不相応に高い家賃ですと、「滞納するかもしれない」と思われて、審査に落ちることがあります。
家賃は手取りの3割という目安があります。たとえば、手取り20万円の人が6万円の家賃の部屋に住むのは問題ありませんが、手取り30万円の人が家賃15万円の部屋に住むのは厳しいでしょう。収入とのバランスが大切です。
収入や職業が不安定
支払い能力があるかどうかを判断する材料として、勤続年数や雇用形態が重視されます。
- 就職したての人
- 転職ばかりしている人
- 水商売など不安定な仕事の人
は審査に不利なことが多いです。
人物の印象が悪い
ある程度の年収もあり、家賃と収入のバランスも悪くないのに審査に落ちてしまう場合があります。それは、その人の人柄も審査では見られているからです。見た目や話した時の印象はとても大切です。
人柄というのは性格がどうの、という問題ではなく、入居者とトラブルを起こさないかどうか、見た目や職業の「印象」で決められてしまいます。
などから、その人の人柄を判断しますから、印象が悪いと「この人は他の入居者とトラブルを起こすかもしれない」と思われて、審査に落ちてしまうのです。
連帯保証人の支払い能力に問題あり
連帯保証人は誰でも良いわけではありません。入居者が家賃を滞納した時に、代わりに支払いをしなくてはなりませんから、収入が安定していて家賃を払えるだけの支払い能力がなければいけないのです。
せっかく連帯保証人に名前が書いてあっても、その人が不定期の仕事しかしていなかったり、無職だったりすれば、審査に落ちることがあります。
ルームシェア等すぐに出ていく可能性のある人
- まだ結婚していない同棲カップル
- 友人同士のルームシェア
など、将来的にどちらかが出ていく可能性のある組み合わせは、審査に通りづらい傾向にあります。
2人で家賃を払うことを前提としているため、一方が出て行ってしまった場合家賃の支払いが厳しくなり、滞納したり、退去したりする可能性が高いからです。