不動産コラム

二人暮らし(新婚・同棲)の新生活に必要なものは?

2022/12/02

結婚が決まった、カップルで同棲することになった、友達とのルームシェアを始める……。二人暮らしがスタートするきっかけは人それぞれです。

一緒に暮らすことで、二人の絆が深まることは間違いありません。期待と楽しみでいっぱいの二人暮らし、勢いで決めてしまったという人もいるかもしれません。しかし、二人暮らしを始めるには時間もお金もかかるため、余裕を持ってすすめるためにも事前準備がとても大切です。

今回の記事では、二人暮らしをスムーズに始められるように必要なものや、その選び方をご紹介します。これから二人暮らしをする人は、ぜひチェックしてみてください!

二人暮らしに必要なものリスト

さっそく、二人暮らしに必要なもの・準備したいものを部屋ごとにご紹介します。

リビング・ダイニング

  • ダイニングテーブル
  • 椅子
  • カーテン、ブラインド
  • 照明器具
  • エアコン
  • ソファー
  • クッション類
  • テレビ
  • 絨毯、ラグ
  • 本棚、マガジンラック

一人暮らしと比べて大きく変わる場所のひとつがリビングです。二人で一緒に過ごす時間も多くなるリビング・ダイニングは、事前にお互いの好みをすり合わせておかないと後悔してしまうかもしれません。

ダイニングテーブルは、デザインよりもサイズを重視しましょう。60cm×120cmを目安に、部屋全体を圧迫しないものがおすすめです。

また、ソファーも背が低めのものを選ぶと威圧感がなくなります。その際、足つきソファーを選べば掃除も楽になります。

物件によってはエアコンや照明器具が備え付けになっていないこともあります。あらかじめ内見のときに確認しておきましょう。特に夏や冬に引っ越しをする場合は、引っ越し直後から必要になります。

寝室

  • ベッド、寝具一式
  • カーテン
  • 棚、たんす
  • サイドテーブル

二人で使うベッドであれば、セミダブル(120cm幅)かダブル(140cm幅)がおすすめです。もし寝室に余裕があれば、シングルベッド(97cm幅)を2つ並べるという方法もあります。2つあればくっつけても、離しても使えます。そして、マットレスの硬さ・柔らかさを個人の好みで変えることもできます。

寝具も夏用・冬用、それぞれの洗い替えも考え、複数セットあると安心です。

バス・洗面所

  • 洗濯機
  • 洗濯物カゴ
  • タオル類
  • ドライヤー
  • 洗面器、バスチェア、浴槽のふた
  • 足ふきマット
  • シャンプー、リンス、ボディーソープ
  • 風呂用洗剤、掃除用スポンジ
  • ハンガー、洗濯バサミ
  • 物干し竿
  • 歯ブラシ、歯磨き粉

二人暮らしの洗濯機は、3kg以上を目安に選びましょう。ドラム式の洗濯機は縦型よりも高額になりますが、乾燥機能が充実していて、結果として光熱費の節約につながることもあります。

また、意外と忘れがちなのが浴槽のふたです。一人暮らしのときには使っていなかったという場合もあるかもしれません。しかし、二人で時間差で入るときに、お湯が冷めるのを防いでくれます。

トイレ

  • トイレカバー、トイレマット
  • スリッパ
  • トイレ用洗剤、掃除用ブラシ
  • トイレットペーパー

トイレットペーパーは引っ越しの段階から、汚れを拭くときなど何かと役に立ちます。意外と忘れやすいので、気をつけましょう。

玄関まわり

  • 掃除機
  • 掃除用具
  • 棚、本棚

二人暮らしでは、床に落ちる髪の毛の量も増えます。簡易掃除用具では間に合わないこともあるので、掃除機は必要です。手軽に掃除を始められるコードレスタイプ(充電式)の掃除機もおすすめです。

そのほか

  • 玄関マット
  • スリッパ
  • スリッパラック
  • 傘立て

スリッパは二人用に加えて、来客用もあると便利です。普段使わないときに玄関をすっきり見せられるよう、スリッパラックも忘れずに準備しましょう。

初めての二人暮らしにかかる費用は?

新生活の準備にかかる費用は、合計で約60~80万円ほどかかるといわれています。家具・家電に30~50万円、引っ越し代で6~10万円ほどという内訳になっています。

さらに、賃貸契約にはさまざまな初期費用がかかり、それらを含めた場合、100万円ほどを目安に準備しておくと安心です。

アイテム選びのポイント

続いて、二人暮らしで必要なアイテム選びのポイントをご紹介します。いきなりインテリアショップに行って一目ぼれしたものを買う、というのは少し危険ですので、事前にしっかり準備をしましょう。

まずは2人で話し合いをしよう

まずは2人で、一緒に住むときの生活のイメージをすり合わせることがとても大切です。例えば、洗濯も毎日するのか、乾燥機能まで付いたものがいいのか、など。2人で思い描くイメージが違うと、アイテム選びでも意見が衝突してしまいます。

また、部屋の雰囲気や家電のデザインなど、2人の好みが合わないときは、部屋ごとに担当を決めるのも手です。1つの空間にスタイルの違うものがあると雑多な印象を与えてしまいます。

何が必要で、予算はいくらか、金額負担の割合など、細かなところまで話し合っておくと、その後のトラブルを避けることができます。

使っていたものをそのまま使えるか確認しよう

もともと一人暮らしをしていたのか、実家に住んでいたのか、二人暮らしを始める前の生活スタイルは人それぞれです。

以前使っていた家具・家電をそのまま二人暮らしでも使うのか、思い切って新しいものを購入するか、部屋のイメージを考えながら2人で相談しましょう。

部屋ごとのサイズをしっかり確認しよう

どんなに素敵な家具・家電を見つけたとしても、それが自分たちの部屋に収まらなければ意味がありません。特にソファーやベッドなどの大型家電・家具は注意が必要です。

実際にお店に行く前に、間取りの確認や寸法を測っておきましょう。特に、窓の数と寸法は確認を忘れがちな部分なので気をつけてくださいね。カーテンは引っ越し初日から必要になるので、事前に購入しておくとそのあともスムーズです。

また、寸法と合わせて確認しておきたいのが、部屋にあるコンセントの位置や数です。コンセントの位置によって家電を置く場所が限られてきますので、必ず確認しましょう。

初期費用と定期的に発生する費用を考えよう

二人暮らしを始めるときに、「できるだけ出費を抑えるため100円均一のお店でそろえよう」と考える人も多いかもしれません。もちろん100円均一にも役に立つアイテムが多く売られていますが、安易に飛びついてしまうのは少し危険です。

というのも、耐久性に優れていないアイテムの場合、すぐに買い替えるコストと手間がかかるからです。物を購入する際には、イニシャルコスト(初期費用)とランニングコスト(定期的に発生する費用)を頭に入れておくことが大切です。

時間に余裕があれば、ホームセンターなどの他店の方が安くて長持ちするものがないか、比較してみるのもおすすめです。

まとめ:二人の話し合いがスムーズな新生活のカギ

いかがでしたか?今回の記事では、新婚や同棲などで二人暮らしを始める方に向けて、必要なものやアイテム選びのポイントをご紹介しました。

初めて一緒に暮らすとなると、楽しみもある一方、戸惑う場面も出てくると思います。二人暮らしが決まったら、これから2人でどんな生活をしたいか、ゆっくり話し合って意見交換をしてくださいね。

2人で楽しく暮らせるお部屋を作っていきましょう!

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