次に、覚王山駅に住んでいて「不便」と感じることを4つご紹介します。人気が高い街といっても、悪いところが全くないわけではありません。新しい土地に住むときには、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
1.車を利用しにくい
2.坂が多い
3.家賃や物価が高め
4.娯楽施設が少ない
覚王山駅周辺は、車での移動が不便なエリアです。その理由には、
- 大通りで渋滞が多い
- 一方通行や細い道が多い
- 縁日に通行止めになる
などの特徴があります。
覚王山駅前の大通り(県道60号)は、名古屋市の中心部である名古屋駅や栄駅につながる大きな道路です。そのため、日時を問わず渋滞が多いことで有名です。また、住宅地周辺には一方通行や細い道があり、住み慣れるまでは行きたい道に出られないという声もあります。
その他、縁日がある毎月21日は参道が歩行者専用道路となり、車両が通行止めになることからも覚王山駅周辺では車を利用しにくいといえます。地下鉄やバスでの移動がメインの方に向いているエリアといえるでしょう。
覚王山駅のある千種区は、東側が丘陵地になっています。そのため、覚王山も場所によっては高低差がある地形をしています。特に、駅の南側にある丘上町・御棚町・菊坂町周辺では坂が多く、徒歩や自転車での移動がつらいという不便さがあります。
高級住宅街ということからもわかるように、覚王山駅周辺は、隣駅(池下・本山)と比べて家賃や物価が高くなっています。築10年以内・駅徒歩10分以内の賃貸物件の家賃相場は、1Kで7万円前後(管理費込み)です。
また、覚王山駅前のスーパー『フランテ』はヤマナカの高級スーパーで、売っている品物もワンランク上のものが多く、価格も高めになっています。
ただし、築年数や駅近などの条件を下げれば、覚王山にも学生や新社会人向けのお得な物件が多くありますし、隣の本山駅にはマックスバリュがあります。徒歩20分圏内で生活をすると考えれば、それほど心配はいりません。
覚王山駅は『文教地区』に指定されているため、パチンコ屋や風俗店などの娯楽施設がありません。お店も早めに閉まるところが多いので、夜遊びをしたい方には向かない街です。
ただし、栄や名古屋が近いため、不便とまで感じる人は少ないでしょう。住環境と遊ぶ場所を分けたい方には、むしろうれしいポイントといえます。